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山の風景

久保雄広のHPにようこそ

​生物多様性の劣化や地球温暖化など、環境問題の大半は人間活動に起因しています。

資源の限られた人間社会において、どのように予算や人材、時間を配分し、産業やビジネスとどう折り合いをつければよいのでしょうか?

私は社会科学的アプローチ、特に経済学、行動科学、マーケティングの知見に基づいて、『人間行動に立脚した生物多様性保全の促進』等に関する研究を行っています。

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(連絡先)

 国立環境研究所 生物多様性領域

 茨城県つくば市小野川16-2

 kubo.takahiro (at) nies.go.jp

主な研究成果

ビーチ

自然の価値評価x携帯電話ビッグデータ

Kubo et al. 2020. Mobile phone network data reveal nationwide economic value of coastal tourism under climate change. Tourism Management, 77, 104010.

携帯電話ビッグデータを環境価値評価手法に統合し, 全国の砂浜レクリエーション価値を明らかにするとともに, 気候変動下での価値の変化を予測しました. 

森の木

保全のための資金調達: 社会実験

Kubo et al. 2023. Conservation fundraising: Evidence from social media and traditional mail field experiments. Conservation Letters, 16(1), e12931.

ナショナル・トラスト協会, Yahoo! JAPAN と連携し, 森林購入に向けた寄付「社会実験」を行い, どのような情報提供が寄付を促進するか明らかにしました. 

寄付ジャー

保全のための資金調達: クラウドファンディング

Kubo et al. 2021. What determines the success and failure of environmental crowdfunding?. Ambio, 50, 1659-1669.

環境クラウドファンディング(CF)データを分析し, 実際のファンドレイジングの4割は失敗していること, ペット管理や動物福祉に関するCFは景観保全や持続的な資源利用を目的とした他の環境保全CFよりも資金獲得に成功していることを示しました. 

ウサギ

野生動物観察を通じた保全資金の獲得

Kubo et al. 2019. Wildlife viewing: The impact of money-back guarantees. Tourism Management, 70, 49-55.

野生動物観察において, 動物を見られなかったときの返金がツアー参加/収益にどのような影響を与えうるのか明らかにしました. 

ハイキング

保護区管理のための資金調達: 社会実験

Kubo et al. 2018. Voluntary contributions to hiking trail maintenance: Evidence from a field experiment in a national park, Japan. Ecological Economics, 144, 124-128.

国立公園の登山道補修等のための寄付「社会実験」を行い, 目標金額とシード・マネーの存在を明示することで寄付行動が促進されることを示しました. 

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